米国のFDAが認可した人気のアンチエイジング治療
「ボトックス注射」はしわを取ることはもちろん、つくらないようにするという考え方から生まれた治療法です。ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出される人体に無害なたんぱく質の一種。筋肉の収縮を弱め、麻痺させることでしわを目立たなくする、比較的手軽にお試しいただけるエイジングケア法です。
※FDA(Food and Drug Administration)=食品や医薬品、化粧品、医療機器、玩具など、消費者が生活に使用する製品についての許可や違反品の取り締まりを専門的に行うアメリカの政府機関
こんなトラブルに効果があります
- しわ(額、目元、頸、眉間など)
ボトックス注射とは
ボトックスは、1970年代から眼科、神経内科において、筋肉の活動亢進(かつどうこうしん)から起こる多くの疾患に用いられてきました。1997年4月には眼瞼痙攣の治療薬として厚生労働省の認可を受けており、その安全性は確立されています。
美容治療に応用され始めたのは1980年代後半からで、2002年にはしわ治療薬として、米国のFDA(食品医薬品局)が認可。現在、約70ヵ国で使用されており、その手軽さから爆発的な人気を集めています。また近年、多汗症の治療などさまざまな医療への応用の可能性が注目されています。
当院ではアラガン社のボトックスビスタを使用。 平成24年1月に日本で唯一承認させているA型ボツリヌス菌で、ボトックスビスタはA型ボツリヌス毒素製剤の中で唯一20年の臨床実験があり、その安全性が証明されています。
「ボトックス注射」は、筋肉が緊張している部分に注入することで、筋肉の動きや力を弱めてリラックスした状態に導く働きがあります。そのため、表情筋の動きによってできる眉間の縦じわや額の横じわ、目尻のカラスの足跡のようなしわに有効です。また、えらの筋肉への注入による小顔効果や、ワキ下への注入による多汗症の改善、近年では、ふくらはぎまでにも期待できます。
注入後の腫れや痛みはほとんどありません。注射後2~3日で効果が現れ始め、多くの場合、1週間後には効果を感じていただけます。
3〜4カ月程度持続した後、数週間かけて徐々に効果が消えていきます。その他、大事なイベント等がある場合は、半月~1か月くらい余裕をもって施術を受けることをお勧めいたします。
ボトックスによる副作用は、体への影響はなく、ほとんどが薬剤の効果が効きすぎるものです。
筋肉が必要以上に弛緩し、眉毛が下がったり、瞼が重くなるという具合に。
しかし、その場合も、半月~1カ月程度で症状が消えることがほとんどですのでご安心いただけます。
このような方に
- 眉間の縦じわや額に横じわ、目尻のしわなど、しわやたるみが気になる方
- 手術によるリフトアップに抵抗のある方
- えらの張り(小顔)が気になる方
- 多汗症の方
- ふくらはぎが気になる方
施術のポイント
- 30Gの非常に細い針で注入。
- 注入時に軽度の痛みがありますので、麻酔クリームを塗り、冷却して和らげることもできます。
- しわの種類によってはヒアルロン酸注入が適している場合もあるため、診察後施術内容を検討します。
- メイクは当日から可能(ダウンタイムなし)。
- 十分な診察を行い、患者様の希望をしっかりと把握した上で施術します。
施術の流れ

ダウンタイム・副作用について
施術後は腫れと内出血が起こる可能性があります。
腫れは2~3日程度で治まり、内出血は1週間~2週間程度で治まります。
また、頭痛、目の違和感、眉毛の位置が下がる、注射部位の痛み、赤み、かゆみ、出血などが起こる可能性があります。
詳しくは担当医師までご相談ください。