生理用ピル
生理痛の調和、月経不順の改善、月経前症候群(PMS)の軽減 などの効果があります。
避妊用ピル
女性ホルモンの錠剤を、毎日1錠ずつ飲むことで排卵を防ぐ方法です。タバコを吸わない健康な女性であれば、10代から40代まで幅広く使えます。
妊娠を希望するタイミングで服用を中止すれば、妊娠することが可能です。
副作用
・吐き気、頭痛、停滞感
服用をはじめた当初に出やすい副作用ですが、服用を続けるうちにほとんどのケースで症状を起こしにくくなります。
・不正出血
服用をはじめた当初に出やすい副作用ですが、服用を続けるうちにほとんどのケースで症状を起こしにくくなります。
・乳房の張りや痛み
服用をはじめた当初に出やすい副作用ですが、服用を続けるうちにほとんどのケースで症状を起こしにくくなります。
・むくみ
ピルにはホルモンの1種であるプロゲステロンが含まれていて、この作用でむくみを起こすことがあります。
・血栓症
ピルを服用している場合、服用していない場合よりわずかに血栓症の発症リスクが上昇するとされています。ある調査では、女性全体の血栓発症率が1万人に1~5人、ピルを服用している女性の血栓発症率は1万人に3~9人と報告されています。同じ1万人あたりの血栓発症率は妊娠中が5~20人、分娩後は40~65人とされていて、それに比べると低い数値です。
ただし、喫煙、肥満、高齢で低用量ピルの血栓リスクが高くなるため、注意する必要があります。
・子宮頸がん、乳がん
ピルを内服すると子宮頸がんや乳がんにかかるリスクが若干上がると言われています。当院では年に1-2度、または不正性器出血時の子宮頸がん検診をお勧めしています。乳がんの方がピルを服用すると悪化リスクがあります。乳がんが発見された方や、発症リスクが高い方の服用は避けてください。
アフターピル
避妊に失敗した後に飲むことで、妊娠を回避するための薬です。
性交後72時間以内に、1錠を1回服⽤する必要があります。また、100%効果が期待できるわけではありません。正しく服⽤されれば、99.3%の効果が期待できます。
副作用
まれに、一時的に気持ち悪くなる場合があります。
内服後2時間以内に吐いてしまった場合は、再度服⽤が必要な場合があります。