イボとは皮膚から盛り上がってできる小さなできもののことです。
イボはできても痛みや痒みなどを感じないことが多いですが、イボやホクロの中には、ウイルスによる人に感染するイボや、皮膚がんなどの場合もあるので注意が必要です。
■一般的によく見られるイボ
・アクロコルドン(首イボ、脇イボ、胸イボ)
首、脇の下、胸、脇腹、鼠径部(そけいぶ)など、皮膚が薄く摩擦が起きやすい場所
にできるのが特徴です。
・老人性イボ
首のまわりやワキにできるイボ(スキンタグ)や、顔や首、体にできる盛り上がったシミ(脂漏性角化症)などがあります。
紫外線による皮膚の角化異常や加齢が原因で、60歳以上ではほとんどの人に見られます。顔やこめかみに多く、胸元など日光があたる部位にもよく見られます。
・尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というヒト乳頭腫ウイルスの一種が皮膚に感染することによってできるイボです。
手掌や足底に多く、あまり盛上がらずに表面がざらざらしています。
・汗管腫
汗を分泌するエクリン汗腺の細胞が増えてしまった結果、イボ状(数ミリ程度)に盛り上がった小さいイボ状のできものです。
下まぶたにぼつぼつとできるのが特徴です。肌と同じ色をして、痛みやかゆみなど症状はありません。
■予防・治療方法
イボのできやすい場所が、首まわりや脇の下、胸など服や下着、動作による摩擦が起きやすい場所が多いため、擦れる刺激が原因だといわれています。また、強い紫外線を浴びた後に多発する場合もあり、紫外線も一因ではないかと言われています。
そうした中でイボを手術で取っても以前と同じようにしていたら、再発する可能性が高まります。
極力肌への刺激が少ない服を選び、アクセサリーもなるべくつけないようにすることが大事です。
また、服や下着による摩擦が軽減、紫外線ケアをするためローションやクリームなどによる保湿は、顔だけでなく、首やデコルテまでしっかりと行いましょう。
当院ではCO2 レーザー(炭酸ガスレーザー)を使った施術を行っています。
色素沈着によって起こるシミ、くすみ、あざ、ホクロなどは、日常のスキンケアだけでは改善が困難です。
カウンセリングを通して、お一人おひとりの症状やお肌の状態にあわせた施術をご提案し、お悩みを根本的から解決へと導きます。